次のキャリアを考える①地元で働きながら、年収もキャリアも上げるには?
地元で働き続けたい。でも、年収やキャリアもあきらめたくない。
そんな悩みを持つ方へ、地域のデータをもとに「選択肢を広げる考え方」をお伝えします。

「地元を離れたくない。」
「家族の近くで働きたい。」
そんな思いを持つ方は少なくありません。
一方で、
「年収も上げたい。」
「将来につながる仕事に就きたい。」
という気持ちもあるでしょう。この二つは、どちらかをあきらめるものではなく、両立を目指すことができます。
地域の雇用データを見ると、見えてくることがあります
例えば、静岡労働局が公表している職業別の有効求人倍率※を見ると、職種によって求人の多さには大きな違いがあります。「有効求人倍率」とは、「仕事を探している人1人に対して、何件の求人があるか」を表す数字です。
例えば、有効求人倍率が0.5倍なら、仕事を探している人が2人いるのに対して、求人は1件ということです。少し分かりやすく言えば、2人で1件の求人を取り合うような状態になるということです。反対に、2.0倍なら、仕事を探している人1人に対して求人が2件あります。求職者よりも求人の方が多く、比較しながら選べる可能性も高くなります。
このように、同じ地域で仕事を探していても、選ぶ職種によって就職のしやすさは大きく変わります。特に希望者の多い事務職は、求人倍率が低くなりやすく、応募が集中する傾向があります。だからといって、希望する仕事をあきらめる必要はありません。
例えば、「事務職」という職種名だけで探すのではなく、
- これまでの接客経験を活かせる仕事
- お客様や社内の人を支援する仕事
- 調整力やコミュニケーション力を活かせる仕事
など、自分ができることを起点に探してみると、選択肢が広がることがあります。
また、近年はデジタル化やAIの活用が進み、事務など一部の仕事は効率化されています。今後も仕事内容や、働く人に求められる役割は変わっていくでしょう。
そのため、「今人気だから」「これならできるかも」という理由だけで仕事を選ぶのではなく、数年後も活かせる経験が積めるかという視点を持つことが大切です。
人と接する力は、次のキャリアにもつながります
接客や販売など、人と接する仕事で培った経験は、営業やカスタマーサポート、キャリアアドバイザーなど、多くの仕事で活かすことができます。
「人の話を聞く力」
「相手に合わせて伝える力」
「信頼関係を築く力」
こうした力は、AIが普及する時代でも求められ続ける力です。だからこそ、今の経験を次につながる仕事へどう活かすかという視点で求人を見ると、地元にも新しい選択肢が見えてきます。
まとめ
地元で働くことと、キャリアアップを目指すことは両立できます。大切なのは、目先の条件だけではなく、3年後、5年後の自分につながる経験が積める仕事かという視点で選ぶことです。「地元だから選択肢が少ない」と決めてしまう前に、一度視野を広げて求人を見てみると、新しい可能性が見つかるかもしれません。
※参考:静岡労働局「職業安定業務統計(職業別有効求人倍率)」


